雨と私
梅雨がやってきた
じめじめするしこの季節は私も得意じゃない
雨降り空を窓から眺めていて思ったことがある
雨にも周りになじめないのがいるんだろうか
雨の中にも遠くの空から来た雨
色々なところを雲に乗って旅した雨
地元でのびのび育った雨
そういうのがあるんだろうか
遠くから来た雨は高飛車に旅を自慢したり
そういう雨の話を聞いて
羨ましいって思ったり
かぶれてる奴だって思ったり
そんな人間みたいなことがあるんだろうか
周りになじめなくて
水溜りの中でどこか混ざりきらない
そんな私みたいな雨がいるのかもしれない
だとしたらもっと小さい
原子の中にもそんな奴がいるのかなとか
そういうやつらがいっぱい集まって
革命とか起こして世界がばらばらになったらどうしようとか
そんなことをずっと考えていた
いつか見つけたい
私らしくいられる場所を