こまめしるこのくらし

好きなことだけたくさん書く

目に見える世界

子供の時h目に見えるものがすべてだった

学校が世界の中心だったし

親のお財布に入っているお金が全財産だと思っていた

 

でも本当は学校の外には町がある

電車に乗れば隣町にも行けるし

新幹線に乗れば隣の県へ

飛行機に乗れば外国にも行ける

お金はお財布から勝手に沸くわけじゃないし

働いて得たお金は口座に入る

 

あの頃は自分の目に見えるものがすべてだった

 

大人になるにつれて世界を知ると

目に見えるものが増えた

それが知るということでもあるし

世の中を理解するということでもある

 

だからわからなかったのだ

大人がこれほどまでに大変だということを

 

子供のころの大人のイメージは

宿題もしなくていいし

好きなものを好きなだけ買えるというものだった

大人の義務が労働なら

子供の義務は勉学だが

勉学でお金はもらえないから

どうも大人が羨ましかった

 

大人になってわかった

きっと子供の頃がそうだったように

年を取れば今を羨ましく思うことを

そしてそれは叶わないということを

 

今がこの先の未来で一番若い

だから今後悔しないように生きていたい

 

目に見える世界は広がった

だけど

切符を握りしめて子供だけで電車に乗った

あの頃の冒険心だけは

これからもなくさないでいたい

 

そうすればこれから先どんなことも

楽しんでいけるような気がするから